NEMOCLAW
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OLLAMA
NemoClaw 雲からの解放:
Ollama 完全ローカル化マニュアル
NVIDIAのNemoClawは、デフォルトでクラウドモデル(nemotron-3-super-120b-a12b)がシステムの最深部にハードコードされています。この記事では、Mac (M3 Max) 環境でk3s層に隠された設定ファイルを直接書き換え、完全オフラインのローカルエージェントとして稼働させるための「強制突破手順」を記録します。
🖥️ 概要・環境
- Host OS: macOS (M3 Max)
- Agent: NemoClaw (v2026.3.11)
- Target Model: Ollama で動かす任意のモデル(例:
nemotron-cascade-2:30b) - 原因: k3s (Kubernetes) 内のSnapshotにクラウドモデルが直書きされており、古いセッションキャッシュが残存するため。
突破手順(ハッキングログ)
Step 1: 司令塔コンテナに root 権限で侵入する
NemoClawはDockerコンテナの内部でさらにk3sを動かしています。まずは大枠のコンテナにrootで入り込みます。
docker exec -u root -it openshell-cluster-nemoclaw /bin/bash
※プロンプトが root@...:/# になれば侵入成功。
Step 2: 隠された設定ファイルのパスを特定する
真の設定ファイル(openclaw.json)は、k3sの深いSnapshot階層に隠されています。検索してパスを特定し、変数に格納します。
find / -name "openclaw.json" 2>/dev/null
# 出力された一番長いパスを TARGET_FILE に格納TARGET_FILE="/run/k3s/containerd/io.containerd.runtime.v2.task/.../rootfs/sandbox/.openclaw/openclaw.json"
Step 3: sedコマンドでモデル名を強制書き換え
エディタが使えないため、sed コマンドで直接上書きします。使いたいローカルモデル名を指定してください。
sed -i 's/inference\/nvidia\/nemotron-3-super-120b-a12b/inference\/local\/nemotron-cascade-2:30b/g' $TARGET_FILEsed -i 's/nvidia\/nemotron-3-super-120b-a12b/inference\/local\/nemotron-cascade-2:30b/g' $TARGET_FILEsed -i 's/nemotron-3-super-120b-a12b/nemotron-cascade-2:30b/g' $TARGET_FILE
Step 4: 古い隔離部屋(セッションキャッシュ)の破壊
設定を書き換えただけでは、過去のセッションに再接続しようとします。一度 exit して通常のサンドボックス環境に接続し、キャッシュを消し飛ばします。
# Macのターミナルからサンドボックスへ接続nemoclaw my-assistant connect# 既存の古いセッションをすべて削除rm -rf ~/.openclaw/agents/main/sessions/*
Step 5: 運命の再起動
セッションを消去した状態(sandbox@my-assistant:~$)のまま、エージェントを起動します。
openclaw tui
起動後のTUI画面下部のステータスバーが inference/local/任意のモデル名 に変わっていれば完全勝利です。
💡 Tips & 注意点
- Web検索について: 300B以下の小規模モデルはNVIDIAのセキュリティ(NetworkPolicy)によって外部通信(DNS解決)がコンテナレベルで遮断されます。リアルタイムWeb検索はインフラ層のさらなる工事が必要になるため、ローカルの推論・コーディング特化として割り切って使うのがベストです。
- モデルを変えたい時: 再び Step1〜Step5 を実行し、Step3 の
sedコマンドの置換先モデル名を変えるだけでOKです。